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田中和孝です。
人や物事は、見る人の「見られ方」によって随分変わります。
例えば中間管理職のAさんの場合、
「Aは几帳面に仕事をこなしてくれるので助かる」
と思う上司もいれば、
「A係長は言うことは細かくでチョットうるさいんだよな」
という部下がいるかもしれません。
このように上司や部下など、人は自分の置かれている立場や環境によって、物事を自分のフィルターを通して見てしまい、同じ物事や人でも、人それぞれの印象を持ってしまいます。
(何の動物に見えましたか?)
お客様相手でも全く同じ
この関係は「顧客=提供者」の間でも起こりうることです。
同じ商品やサービスでも、お客様にとっては「私には必要だ」「いや私には全く必要ない」と両論があり、これもまた人それぞれです。
しかし、商品やサービスの場合は、「見せ方」をある程度こちら側でコントロールすることで「見られ方」を変えることが可能です。
例えば、「地域ナンバーワンのスピードで対応します」というフレーズだったら、急いでいるお客様にとっては魅力的です。
これを少し角度を変えて、
- 準備が整えば、それだけはやく開店して営業できる…
- そうすれば、早く売上が立ち、現金収入も早く入ってくる…
ということになりますので、「あなたのお店にいち早く現金収入をもたらすようサポートします」という打ち出し方もできるのです。
そうすれば、急いでいるお客様に加えて、少しでも早く開店して売上を立てて現金化したいお客様にとっては、さらに魅力的なサービスに見えます。
お客様は何を達成したいのか?
このように、対象顧客が「何を一番欲しているのか」をベースに考えて、お客様からの「見られ方」を考えた発信をしていくと、きっと「あっ!自分のためのサービスだ!」と思っていただけるはずです。
そしてお客様の心を動かし、行動に移してくれる結果につながると思います。
「あの人は私に何をしてくれる人なのだろう?」から「あの人は私の欲しいサービスを私のために提供してくれる人だ!」と思ってもらえることを目指していきたいものです。